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のぼせ、ほてり、ホットフラッシュ SMI解説

ここでは、簡略更年期指数(SMI)の解説をいたします。
ちょっと難しいこともあるかと思いますが、参考になれば嬉しく思います。

まずは、チェク項目の①
「顔がほてる」のお話からです。

 

日本人の更年期女性の多くの方の訴えが「のぼせ」や「ほてり」などの「ホットフラッシュ」と言われるものになります。

『のぼせ』とは「上せ」「逆上せ」とも書き「夢中になる」「興奮する」「思い上がる」などありますが、ここでは「上気する」「頭に血が上って、ボーとなる」の方になります。

『ほてる』とは、「火照る」「熱る」とも書き、文字通り「熱を帯びて顔や身体が熱くなる状態」です。
更年期症状では無くとも、緊張したり、恥ずかしかったり、怒った時に顔が赤くなる感じを経験したことはありますよね?

この時には、本人はそのきっかけを理解しています。

 

 

一方、更年期の「のぼせ」や「ほてり」は『ホットフラッシュ』とも呼ばれるように、何の前触れもなく無意識に起こってしまいます。

お仕事の大一番や人前に出る時に急激に「ほてり」が生じ、気にするとさらに症状が強くなることもあります。

さらに周囲から顔の赤みを指摘され事により、予想外の状況でほてってしまうなどの経験が重なると自信がなくなり、人と会うのを避けるようにもなってしまう方もいらっしゃいます。

こうなりますと、更年期症状から、更年期障害へと分類をされるようになってきます。

同じ程度の症状でも人により、生活の中で支障の出る、出ないは違いがあると思います。

□支障は特にないけど、症状を感じるのは「更年期症状」

□支障が出てしまうと「更年期障害」と思っていただけると良いでしょう。

 

先にも述べたように、日本人の更年期障害だと思う女性の多くの方が「顔のほてり」を訴えていることがわかっています。

 

 

更年期の生理学

更年期の女性に起こるほてりの大きな原因は
「エストロゲンなど女性ホルモンの急激な分泌低下」と考えられています。

エストロゲンなど女性ホルモンは、脳にある視床下部や下垂体からの指令を受けて、卵巣から分泌され、女性ホルモンの分泌量は常に視床下部でチェックされており、その量が少なくなれば増量するように、多すぎれば減量するようにという命令を下垂体に出し調整を行っています。

これを「フィードバック機構」と呼びます。

分泌された女性ホルモンは生殖活動だけでなく、皮膚や粘膜の保持、骨の代謝などにも関わっており、身体機能のバランス維持に作用しています。

 

ところが更年期を迎えると、卵巣の機能が衰えてくるため女性ホルモンの分泌が急激に減少します。

これに対し脳は分泌を高めるよう、卵巣に向けて強く指令を出します。

このようにフィードバック機構が正しく働かなくなると、脳の混乱が生じ、自律神経が乱れ血管が拡張し、顔のほてりが発現すると考えられています。

 

簡略更年期指数(SMI)のススメ

更年期症状に共通していえることは、発症には個人差があり症状や原因、治療の反応性も個人差がります。

これはホルモン補充療法(HRT)によって女性ホルモンを補充しても同様で、ホルモン補充療法だけでは症状が改善しない方もいらっしゃいます。

その理由の一つが、更年期以外でもストレスや精神的緊張などによる交感神経系の過剰な興奮、副腎系のホルモンの影響でも「ほてり」が起こるといわれ、この症状の強い方へホルモン補充療法、鍼灸や整体などの施術を併用していただくことが有効と考えています。

また、軽い症状の方ですと鍼灸や整体の施術等で健やかな毎日をおくられる方もいらっしゃいます。一つの目安としてSMIで50点未満の方と考えて良いと思います)

 

まずは、こちらにも用意いたしました「簡略更年期指数」(印刷はこちら)で確認してみていただくと今のお身体の状態がわかると思いますので参考になさって下さい。
プリントアウトしてお使い下さい。

 

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